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第20回いばらき医療福祉研究集会(2007/11/23)演題発表
こどもクリニックにおける保育士の役割について
アンケート調査を基に考える-医療保育士について- |
【はじめに】
当院は、下妻市に4月にこどもクリニックを開院し、 開院以来スタッフに保育士を導入し、子供の診療に取り組んで来ました。医療保育士は、50年以上前から小児病棟に導入され、昭和29年には既に施設に、配属されています。健康障害のある子どもが、入院・治療を行う医療の現場は、年々高度化、煩雑化し、子どもに必要な日常生活の援助や発達支援を考慮 した看護が充分に出来ない状況になってきています。厚生労働省も療養環境改善を図る目的で診療報酬制度に保育士の導入を位置づけたりしているのが現状です。今回、当クリニックにおける保育士の役割、位置づけを考える意味で保護者に無記名方式でアンケートをお願いしましたので、その結果についてご報告いたします。
【対象および結果】
対象は、平成17年7月2日から9月28日までに当クリニックを受診した保護者400名を対象としました。男女比は、男児126名、女児90名で、1歳未満が全体の約15%で、6歳未満が約76%でした。乳児の月齢別割合では、1、2ヶ月は少ないですが、それ以外は殆ど差がなく受診されています。幼児では1歳から4歳が約2/3を占め、7歳までが殆どです。保護者としては、母親が多く、保護者の年代では、20代、30代が殆どです。アンケートは、約2/3が4回までの来院で実施されています。来院時には、約半数が保育士の存在を既に知っていました。その理由は、人に聞いた、ネームカードを見たが多く、その次に子どもに対する対応で解ったと答えています。医療保育士についての質問には出来ればいた方が良いという保護者を含めると殆どに人が居た方が良いと答えています。実際に、診察を待つ間、会計を待つ間のちょっとした時間でしたが、保育士と関わった感想を聞いてみると殆どの人が有用だと答えています。
【考察】
医療保育士は、小児医医療において発達支援、日常生活支援、家族支援を主な業務とし、医療の場に医療職ではない子どものための職業と位置づける保育の専門とされています。施設によっては、病棟保育士、
看護保育士、病院保育士、臨床保育士などと様々に呼称されています。現在まで、様々な取り組みがなされていますが、医療保育士としての専門の資格がない、医療の知識に不安を持つ、看護士、医療スタッフとの連携が上手く取れないなどの問題からなかなか導入が上手くいっていないのが現状のようです。当クリニックは、外来専門の為に子どもとの関わりは、来院回数が増えるごとに上手く行き、保護者の信頼も厚くなっています。小児科なので、対象が小学校入学前のお子さんが多く、保育園や幼稚園に行っている感じになれること、来院時の保護者が20代、30代の母親であること等が医療保育士に対する評価の良い理由でしょうか。今後の課題は、いかに医療知識を身につけてゆくかでしょうか。早く、医療の現場に医療保育士としての専門職が確立されると良いと幼児期思います。
保育士とわかった理由:クリニックにおける保育士の有用性
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| (2007/11/25掲載) |
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